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– 福本 茉莉 –

1987年東京都出身。
青山学院初等部在学時に学内にてオルガンと出会い、12歳よりオルガンを始める。
東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻をアカンサス音楽賞、同声会賞を得て卒業。日本オルガニスト協会主催新人演奏会、同声会新人演奏会に出演。学内のモーニングコンサートにおいて、高関健指揮、藝大フィルハーモニアとジョンゲンのオルガン協奏曲を共演した。また同大学大学院を、大学院アカンサス音楽賞を得て修了した。
これまでにオルガンを浅井寛子、廣野嗣雄、椎名雄一郎に師事。通奏低音を広沢麻美、椎名雄一郎に師事。また、Non-idiomatic-improvisationを佐藤允彦のもとで学んだほか、即興演奏グループ The Alien Networksのメンバーでもある。

2011年より渡独し、Wolfgang Zererに師事。ドイツのハンブルク音楽演劇大学にDAAD(ドイツ学術交流会)音楽長期留学奨学生として2年在籍。2013年古楽オルガン専攻として同大学修士課程を栄誉付き最高点で修了。歴史的鍵盤楽器(チェンバロ・クラヴィコード、ハンマーフリューゲル)をMikayel Balyan、Michael Fuerst、通奏低音をCarsten Lohff、Volkhardt Preuß、並びにMenno van Delftに師事した。更に公益財団法人ロームミュージックファンデーションの2年間の支援を受け、2016年にドイツ国家演奏家資格を3回の資格試験全て、栄誉付き最高点にて取得。現在は引き続き、同大学教会音楽科に在籍している。オルガン即興演奏をJan Ernst、合唱指揮をChristoph Schlechter並びに Hannelotte Pardall、オーケストラ指揮をFrank Löhr、ピアノをDr. Gabriele Cervone、声楽をJörn Dopferに師事している。

2012年第7回武蔵野市国際オルガンコンクールにて日本人として初優勝、2013年には Otto Stöterau財団ロータリー奨学金コンクール(ドイツ)、及び第62回ニュルンベルク国際オルガン週間、オルガンコンクール(ドイツ)にて優勝(Johann-Pachelbel賞)を果たす。2014年には更に、第4回”Daniel Herz”国際オルガンコンクール(イタリア)、及び第3回”Agati-Tronci”国際オルガンコンクール(イタリア)にて優勝。ソリストとしてこれまでに、アンスバッハ・バッハ週間、Badiamusica、リエパヤ国際オルガン音楽祭などの招待演奏をはじめ、ルドゲリ教会(Norden)、聖ミヒャエル教会(Hamburg)、聖ヴェンツェル教会(Naumburg)、シュヴェリーン大聖堂、シュトゥットガルト僧院教会、バーゼル大聖堂、ブリクセン大聖堂、ザルツブルク大聖堂、ペルプリン大聖堂、バンベルク・コンサートホール、エッセン・フィルハーモニー、サントリーホールなど、またアンサンブル奏者として、ハンブルク音楽演劇大学教授Matthias Höfs、ジャーマン・ブラスChristoph Baerwindらと共演を重ねるなど、現在ドイツを拠点にヨーロッパ及び日本で積極的な演奏活動を行っている。また、NDR(北ドイツ放送局)、BR(バイエルン放送局)、TBSとの録音のほか、NaxosよりソロCDアルバムが、世界発売されている。2017年には更に、高関健指揮、京都市交響楽団とジョンゲンのオルガン協奏曲を演奏。

北ドイツ・オルガン楽派、J.S.バッハ、そしてドイツ・ロマン派の音楽をとりわけ愛する彼女は、ルネッサンスから現代曲初演まで、枠にとらわれない莫大なレパートリーを持ち、その情熱的で生き生きとした音楽によって聴衆に愛されている。

平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員。